じゃんじゃんぶるーむ

元(?)人生迷走者のブログです。プログラミングトライしてます。

全体像を把握するのが苦手だ

自分が「全体像を把握するのが苦手」だと知ったのは最近になってからだ。

 

 

自分が仕事でミスをしたとき、その理由として考えられるのは、「パニックになってしまうから」や「覚えていないから」だけだと思っていた。

ではなぜその二つが自分の特徴だとわかったのかと言うと、よく「落ち着いて」や「覚えてないの?」と言われるからだ。

 

だから、自分は「パニックになりやすい」や「忘れやすい」という特徴を持った人間で、そこを直せばいろんなミスを回避できると思っていた。

でも、どんなに落ち着いても、メモをとっても、ミスをするときはするのだ。

 

なぜか。

 

「全体像を把握するのが苦手」だからだ。

 

例えば、アルバイトで、ある特定の作業をしているとき毎回、先輩に「それをやり終わったら、使ったものを片付けておいてね」と言われるとする。

そうすると、言われた通りに片付ける。

 

でも、ある日たまたま「片付けておいてね」と言われない日があったとする。

そうすると「今日は言われなかったから、そのままでいいんだな」と勝手に解釈し、ほったらかしにしてしまうのだ。

そんなとき、先輩は「いつも言っているから片付けることがわかるだろう」と思っている確率が高い。

 

これは極端なケースだが、いざ私がこの場面にいたら間違いなく「いつも言われているから片付けるのかな。でも今日は言われていないから片付けないのかな」と何分もの時間を無駄にする。

 

「迷ったら聞けばいいじゃん」という意見は、今回の話とは少し違うので置いておくが、このくらい、物事を部分的にしか見れていないのだ。

 

この、「全体像を把握するのが苦手」だと知ったのは、心療内科で受けた知能テストの結果を見たからなのだが、これを見て、驚いた。

なぜかというと「みんなも自分と同じ」だと思っていたからだ。

 

仕事中、みんな自分のように困っていても、努力やコミュニケーション能力でなんとかしているのだと思っていたのだ。

 

「あ、だからか」と思ったこともある。

すごくたくさんの物が置いてあるお店でどこを見ればいいのかわからなくなったり(焦点の合わせ方がわからない)、読んでいる本のページがさっき読んだところと関わりがあるということを後々になってから気づくことがあるのだ。

 

自分は、どうやらゴールを先に知らないと、一つひとつの物事のつながりから、全体を見ることができないらしい。

 

先ほどのアルバイトの例だが、最初から「これは終えたら片付けるまでが作業の一環だ」ということまで把握していたら、迷うことはないだろう。

 

 

みんなのようにぱっと見で判断ができないが、ただ、慣れると人一倍頭が回転するので、この個性も悪くはないと思う、今日この頃だ。